乗りやすいハーレーに調整するならオーダーシートが便利
ハーレーのシートは既製品を使用するだけでなく、自分専用品をオーダーする人もいます。ワンオフと呼ばれており、自分好みの乗り心地や操作性を実現するために行われています。バイクにおけるシートは重要な意味を持っており、座り心地を左右するのはもちろん、足つきにも関係してくるのです。例えばシートを薄くすることでシート高が低くなり、足つきを改善して立ちごけの防止ができます。もともとハーレーはシート高が低く、重心も下にあることから安定性に優れていますが、低身長の人や女性だと既製シートでは高いと感じる場合があるでしょう。
自分の体型にあわせたシートにすれば、足回りの操作性が向上するメリットもあります。シフトペダルやブレーキを操作するときも楽になり、操作ミスを減らせるでしょう。シートがあわないとポジションにも無理が生じてしまい、それが足回りの操作ミス、操作の遅れにつながることが少なくありません。シートを薄くする際の注意点は、柔軟性・座り心地が損なわれる可能性があることです。日常的に使用する椅子を例にしても、ソファと比べてパイプ椅子は快適性が大きく落ちてしまうでしょう。
ハーレーのオーダーシートは、シート高を上げることも可能です。重心が低いとどっしりした操作性を得られますが、体重移動がダイレクトに伝わりにくく、バイクが傾くまでにワンテンポ遅れる感覚になってしまうのです。素早いレスポンスを求める人の場合は、あえてシートを高くするケースがあります。シート高が上がれば同時に目線も上がるので、必然的により遠方まで見渡せるメリットもあります。オーダーシートを製作してもらう場合は、シート高と乗り心地・価格をよく考慮して決めてください。